南区社会福祉協議会

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平成16年2月
社会福祉法人 名古屋市南区社会福祉協議会
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 インフルエンザは毎年、この時期になると必ずテレビや新聞を賑わせています。  
 インフルエンザは風邪と症状が似ており、また毎年発生しているため軽く見られ がちですが、毎年多くの人の命を奪う、恐ろしい病気です。  
 今回は、インフルエンザへの知識と対策についてお話しします。
 インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入ることで起こる感染症で、全身に現れる強い症状が特徴で、重症化したり合併症を引き起こすこともあります。  
 インフルエンザとかぜの典型的な症状をまとめてみました
インフルエンザ 風邪
初期症状 悪寒、頭痛 のどの乾燥感、くしゃみ
主な症状 発熱、筋肉痛、悪寒、倦怠感、鼻水喉の痛み 鼻水、鼻づまり、せき
38〜40度(3〜4日間) 微熱
合併症 気管支炎 まれ

 インフルエンザはA型、B型、C型に分類され、現在ヒトの世界で流行しているのは、A/ソ連(H1N1)型、A/香港(H3N2)型、B型ウイルスの3種類です。さらに、3つの型には100種類以上の変異型があり、流行ごとに毎年新しい変異型が現れます。
 このうちA型は感染力が強く、1918年のスペインかぜ、57年のアジアかぜ、77年のスペインかぜなど過去に大流行を引き起こしたのは、すべてA型ウイルスの変異型でした。
 ちなみに、今年、愛知県で流行しているのは、A/香港型です。

 インフルエンザが冬に流行するのは、気温が低く、空気が乾燥しているからです。また、冷たい空気を吸い込むと、鼻や気管の血管が収縮し、線毛の動きが鈍くなります。線毛はウイルスや細菌の進入をできるだけ防ぐ働きがあり、繊毛の動きが鈍くなると体外にウイルスを排出しきれなくなり、感染しやすくなります。

@ 安静にして休養をとることが一番です。寝不足は厳禁。睡眠を十分にとる。
A 高熱で脱水症状になりやすいので、水分を十分にとる。
B 身体を冷やさないように、室温は20〜22度にする。
C 消化が良く、ビタミン、たんぱく質など栄養のあるものを食べる。
D タバコをやめる(すみません。私はやめられません)
E 乾燥はインフルエンザウイルスが増えるのに格好の条件です。 部屋の湿度は、50%程度を確保する。

 ハイリスクグループとは、高齢者、乳幼児、心臓や腎臓に病気のある方、慢性肺疾患の方、妊産婦などインフルエンザに感染すると症状が重くなると考えられる方々のことです。
 上記にあてはまる方は、特に予防に注意していただき、インフルエンザにかかったなと思われたら、早めに医療機関で受診しましょう
(発症してから48時間以内なら、ウイルスの増殖を抑える薬があるそうです)
@ うがいをする
 インフルエンザウイルスは気道の粘膜に取り付くと約20分で細胞の中に取り込まれ、のどの粘膜よりも鼻の粘膜から高頻度に検出されます。このことから、残念ながらうがいの効果は限られています。
A マスク
 咳1回で約10万個、くしゃみ1回で約200万個のウイルスが、くしゃみで3m、咳で2m程先まで放出  されます。マスクを使用することでウイルスの侵入を約3割減らすことができます。
 また、マスクは吐く息で湿っており、吸気に湿気を与え吸気の温度を上昇させます。できれば、マスクを2重にすると効果的だとTVで放映されていました。
B 保温
 ウイルスや細菌の侵入をできるだけ少なくする働きをする線毛は、寒いところでは、鼻、のど、気管などの血管が収縮して動きが鈍くなり、ウイルスが侵入しやすくなりますので、保温は、予防に十分価値があると考えられます。ただし、暖めすぎは逆効果ですので注意してください。
C 加湿
 インフルエンザウイルスは、湿度に極めて弱い性質がありますので、加湿器や洗濯物を室内に干すなどして、部屋の湿度を上げてください。ただし、夏のウイルスは高湿度が大好きですので注意してください。

(参考)ある実験で、温度20度、湿度20%の箱の中にインフルエンザウイルスを吹き込み、6時間後に調べたら70%近くのウイルスが生きていましたが、温度20度、湿度を50%にあげると6時間後のウイルスの生存率は3%でした。
D 手洗い
 インフルエンザウイルスは、手や顔、衣服等にも付着します。カラオケボックスのマイクや電車の吊革などには非常に多くのウイルスが付着しています。帰宅後には、必ず石鹸で手を洗いましょう。
E 人混みを避ける
 人が多く集まる所では、ウイルスに接触する機会が多くなります。できるだけ、感染の機会を低くするために人込みを避け、またそのような場所から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。
F その他
 十分な睡眠をとる、ストレスをためない、栄養のバランスを考えた食事を摂る など疲れた(?)身体を労ってください
 インフルエンザは毎年、必ずといっていいほど流行する病気です。病気を知り、予防に心がけ、万一感染した場合もその対処の方法を理解して重症化させずに、寒い冬を元気にお過ごしください。

(参考にしたもの) インフルエンザに関する名古屋市のパンフレット
ホームページ:「かぜを斬る」「インフルエンザ100の質問と回答」

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